<> 「たのしみは 春夏秋冬季語に逢ひ 詩歌管絃游びゐるとき」 @歌童 新年

「新年・初年」、「年の始」、「年明く・立つ・改まる」、「あらたまの年」は、俳句歳時記の季語「新年」です。

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

大伴家持(万葉集 巻二十)、
新しき年の始の初春の
 今日降る雪のいや重(し)け寿詞(よごと) 

新しい年に誠に相応しい歌ですよね。

では、俳句です。

初年の雲ゆく瀑(たき)のみゆるかな       飯田蛇笏

新年の山見てあれど雪ばかり       室生犀星

ひそかなる枯菊に年改まる       松本たかし

花屋出て満月に年立ちにけり       渡辺水巴

一輪の霜の薔薇より年明くる       水原秋櫻子



新年 お屠蘇 お屠蘇


七草・七草粥・七草打・薺打

正月七日に、七種類の菜を入れたお粥を食べます。

春の七草は、「芹(せり)・薺(なずな)・五形(ごぎょう)・はこべら・仏の座・すずな・すずしろこれぞ七草(年中故事要言)」が一般的ですが、地方によっては異なることもあります。
六日の晩に刻みますので「七草打・薺打」も季語になっています。

では、俳句です。

夏野より七くさ深き雪間かな       蓼太

八方の岳しづまりて薺打       飯田蛇笏

天暗く七草粥の煮ゆるなり       前田普羅

あをあをと春七草の売れのこり       高野素十

薺打つ大瀬に雪のしまきつつ       飯田龍太


七草粥下ごしらえ2175309910_eaf3c7c7d2_m

七草粥

歌童サイト内 検索フォーム
カテゴリ
カテゴリ別記事一覧
株主優待券