<> 「たのしみは 春夏秋冬季語に逢ひ 詩歌管絃游びゐるとき」 @歌童 二十四節気等

半夏生(はんげしょう) 雑節

雑節の一つに「半夏生(はんげしょう)」があり、夏至から数えて11日目、7月1日か2日頃。
半夏生の花が咲く頃の意で、田植えは終わっています。

半夏生はドクダミ科の多年性落葉草本植物、葉が部分的に白くなることから
「半化粧」「片白草」とも呼ばれます。

「半夏生」は、俳句の季語で「夏(仲夏)」。

いつまでも明るき野山半夏生   草間時彦

半夏生 半化粧 片白草
半夏生 半化粧 片白草 半夏生

因みに、二十四節気夏至末候(7/1~7/6頃)の「半夏生」は、「はんげしょうず」と読みます。
半夏生(ドクダミ科)とは別種(サトイモ科)の「半夏(カラスビシャク)」が「生ずる」に由来。





桃始笑(ももはじめてさく)

「桃始笑(ももはじめてさく)」

二十四節気中、啓蟄次候
七十二候中、第八候
3/10頃~3/14頃

昔は、花が「咲く」を花「笑ふ」と表記していました。
桃の花が花開いていく様子を見ていると、
つい笑みが浮かんできませんか?

春の苑(その) 紅(くれない)にほふ 桃の花
 下照る道に 出で立つをとめ
  万葉集 巻十九 大伴家持

桃の花




半夏生(はんげしょうず)

「半夏生(はんげしょうず)」
二十四節気中、夏至末候
七十二候中、第三十候
雑節の一つ  7/1頃~7/6頃

夏至から十一日目が半夏生で、半夏(烏柄杓)の咲く頃。
田植えは終わっています。

「半夏生」は、俳句の季語で「夏(仲夏)」。

鯉の口朝から強し半夏生   藤田湘子



麦秋至(むぎのときいたる)

「麦秋至(むぎのときいたる)」
二十四節気中、小満末候
七十二候中、第二十四候
5/31頃~6/4頃

穀物類が実り収穫するのはのは、一般に秋。
麦が実り収穫するのは、初夏。
で、今頃が「麦秋至(むぎのときいたる)」。

「麦秋(ばくしゅう・むぎあき)・麦の秋」は、
俳句の季語で「初夏」。

麦秋や葉書一枚野を流る       山口誓子


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二十四節気七十二候 穀雨末候 牡丹華(ぼたんはなさく)

百花の王、牡丹。
中国では国の代表花、日本では紋章としても用いられています。

俳句の季語で、「初夏」

牡丹散て打ちかさなりぬ二三片       蕪村


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